台風等に備えた「いっとき避難」の在り方について考える。

【いっとき避難】の時にも「素早く」「簡単に」「躊躇なく」使えるパーティションの必要性

緊急避難と一言で言っても大きく異なる2種類の避難がある。昨今は台風の進路予測の技術が進んだために、一晩だけの事前避難の様な短期的予防的な避難と地震や水害等予測不能の大規模災害に伴う長期避難とがある。多くの自治体は大規模災害に対する備えは進んでいるが短期的な避難に対する備えはまだまだ進んでいないように思える。これは各自治体の地域性の問題で毎年台風の進路にあたる九州地方と近畿地方では温度差がある事は致し方ない事だとは思う。今年は特にコロナと言う問題も浮上し避難所における感染対策に備えたパーテーションの導入に躍起になっているが、そもそも避難所におけるパーテーションの必要性はコロナ以前から課題とされていたプライバシー確保と言う課題がおおもとで短期であろうが長期であろうがプライバシー確保は最重要課題であるにも係わらず実際には短期的な避難には規定で使えない使われない備蓄品は多くある。特に段ボールパーテーションはその筆頭ではないか?と思う。備蓄用の段ボールパーテーションも日々進化していて色合いや組立方法など工夫がされているが早い段階で備蓄した物はそういう工夫が足りないものが多い、現在殆どの自治体は企業とプッシュ型支援の協定を結んでいる。これ自体は大変すばらしいことではあるが、これも短期避難は想定していない。それと同時に今夏の熊本豪雨の災害時には段ボールパーテーションやベッドは迅速に届いたものの組立設置にかなりの日数を要した言う報道もある。私自身も被害の大きかった自治体を訪ねて防災担当者の方にお伺いした話では備蓄品を避難所に運ぶ人員と組み立てる人員や訓練の問題が課題となっと聞いた。

実体験した自治体担当者に聞いた使える防災用品の条件は?

1:素早く! 避難所自体に保管されていて速やかに取り出せる状態である事。

2:簡単に! 取説や組立要領書、訓練等のレクチャーが無くても直観的に組立・設置ができ事

3:繰り返し!管理や保管が簡単で繰り返し使用ができる事     

4:躊躇なく!ためらいなく使うには使用後の片付けやメンテナンスが簡単である事          

マジ・マット 広げる!折り返す!かぶせる!

体育館備品のパイプ椅子を有効活用!体育館のステージ下には数100脚のパイプ椅子が保管されています!

ありがとうございました。

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