熊本地震から5年目の報道で思い出したこと。ポリタンクの重要性

テレビを見ていると熊本地震から5年目という報道を目にして思い出した事がある。当時勤めていた会社で九州を担当していた私は地震後に取引先の担当に連絡をしてみて水不足の問題を聞いて少し驚いた記憶がある。熊本は蛇口を捻ると阿蘇の地下水が出ると言う恵まれた環境は有名で、地震とは言えその熊本での水不足の問題は想像もしていなかったからだ。よく聞くと地下水であるが故に濁りが生じて飲み水に適さないということだった。後日、出張で福岡に行った私は鳥栖から国道を南下しながら途中のスーパーやドラッグストアなどで水をすこしずつ購入(購入数の制限があった為)しながら山鹿市のホームセンターに到着すると、ポリタンク(あの灯油を入れる青いポリ缶)がただいま入荷しましたと言うアナウンスを聞いて殺到する地元の方を見た。何だかよくわからないままとりあえず2個購入した。何とか取引先に到着した私は途中で購入した水やらカップラーメンと一緒にポリタンクを渡すと、トイレの水を流すのにポリタンクは役立つと感謝された。なるほど!                                               それから2年後にまたポリタンクを探し求めて大変だった話を聞くことなる。それは平成30年7月の広島大豪雨の時である。これも取引先の担当の話で自宅が断水してしまったが幸いにも会社は断水を免れていた。しかし、水を貰おうにも汲むものがない。そこからポリタンクを求めて何件もホームセンターを巡ったと言う話だ。                                                     お陰で我が家にはポリタンクが折り畳み式も含めて4個ほどある。関東で一人暮らしを始めた息子にも折り畳み式の物を持たせている。                                                    実体験に勝る教訓はない。

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